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映画レビュー『紙の月』

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2014年、53本目の鑑賞作品です。


【あらすじ】
バブルがはじけて間もない1994年、銀行の契約社員として働く平凡な主婦・梅澤梨花(宮沢りえ)は綿密な仕事への取り組みや周囲への気配りが好意的に評価され、上司や顧客から信頼されるようになる。一方、自分に関心のない夫との関係にむなしさを抱く中、年下の大学生・光太と出会い不倫関係に陥っていく。彼と逢瀬を重ねていくうちに金銭感覚がまひしてしまった梨花は、顧客の預金を使い始めてしまい……。

監督: 角田光代
キャスト:宮沢りえ 池松壮亮 大島優子 田辺誠一 近藤芳正 石橋蓮司 小林聡美
公開日:2014年11月15日
公式サイト:http://www.kaminotsuki.jp/


【感想】( ネタバレ要注意!)

契約社員として銀行に勤める梅澤梨花(宮沢りえ)が、どうして巨額横領という犯罪の道に進んでしまったのか。いつも思うのですが、原作がある作品は、原作を読んだことがある人には、映画では描ききれない背景を理解できるのですが、未読の人には「???」と思う個所も多々ありです。この「紙の月」もそう。

宮沢りえ演じる梅澤 梨花と池松壮亮 演じる平林 光太の接点の描き方が少々粗い。そもそも数度顔を合わせただけでホテルに行き、不倫関係を結ぶなど信じがたいと女性なら思うだろうし、その行く末は横領して、若い男に貢いでしまうのだからなおさら。原作では肝心の部分がきちんと描かれていますが、時間上仕方がないことかもしれないけど、この辺が残念。

反面犯行に及んでしまう過程は、実に丁寧に描かれ説得力がありました。化粧品を買うために、一時的に集金したお金を立て替える。この日を境に梨花の服装、行動どれをとっても急速に変わっていきます。垢抜けなかった普通の主婦が、男と金によって変わっていく様を実に見事に宮沢りえさんが演じていました。

原作には出てこない、支店のベテラン社員隅より子を演じる小林聡美さん、若い社員 相川恵子(大島優子)もこのストーリーの良いスパイスになっている。この二人が梨花の善と悪の姿を映し出しているように思えました。梨花の欲しかったものは、お金でも男でもなく、自由だったのかもしれない。自分には無関心な夫、それでいて窮屈な生活、、、、ラストでより子に投げかける言葉「「一緒に行きますか?」が心に残りました。

原作を読んである程度の知識を詰め込んで劇場へ足を運ぶことをお勧めしますが、実際それは原作とのギャップにもつながりかねないので、難しいところ、、、でもそれ以外は良く出来ていたと思います。


余談ですが、梨花の女子高生時代を演じた役者さん、宮沢りえさんが某CMに出ていた頃にそっくりでした。


評価 :75点  <個人の気まま勝手な評価なのであしからず。>
わらい度 : ☆☆☆☆☆
なみだ度 : ☆☆☆☆☆
お勧め度 : ★★☆☆☆

* 本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
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by Firstsnows | 2014-11-20 13:45 | 映画レビュー2014
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