2014年、46本目の鑑賞作品です。
【あらすじ】
1953年、パリ。亡きクリスチャン・ディオールの後継者として関心を向けられるファッションデザイナー、イヴ・サンローラン(ピエール・ニネ)。デビューを兼ねた初コレクションを成功させた彼は、21歳にしてファッション業界の天才としてあがめられる。そんなイヴとディナーで出会ったピエール・ベルジェ(ギョーム・ガリエンヌ)は、その才能に惹(ひ)かれると同時に恋をする。ベルジュは仕事でもプライベートでもパートナーとしてイヴを支え、彼の名を冠したブランドを一緒に立ち上げてファッションの革命をもたらしていく。
監督:ジャリル・レスペール
キャスト:ピエール・ニネ ギョーム・ガリエンヌ シャルロット・ルボン ローラ・スメット ニコライ・キンスキー
公開日:2014年09月06日
公式サイト:
http://ysl-movie.jp/
【感想】
( ネタバレ要注意!)
クリスチャン・ディオールの亡きあと、後継者として選ばれたイヴ・サンローランの半生、成功と私生活を恋人であり仕事のパートナーであるピエール・ベルジェの視点を通して描かれた作品です。
これは服飾関係の方、もしくは私のように個人的にサンローラン大好き人間向けの作品。
イヴ・サンローランを演じた、ピエール・ニネの容姿は、まさにサンローランそのもの。繊細でうっとりするくらい美しく、ガラスのように壊れそうなサンローランを実に見事に演じ切っていました。当時を知る数々のデザイナー達も、話し方や立ち振る舞いまでも、サンローランそのままだったと言っています。
劇中に描かれている、ゲイの部分にも賛否両論あるようですが、サンローランを描くうえでは不可欠。ヨーロッパ滞在中、ゲイのカップルが多く、慣れっこになっている私には、それほどのシーンは無いように思いますが、拒否反応を示す方もいらっしゃるでしょう。
ただ1960年、アルジェリア独立戦争で戦っていたフランス軍に徴兵され、ストレスを被ったイヴはフランスの精神病院施設に収容され苦悩するシーンもあり、性的なシーンばかりではないので、そちらに目を向けて頂きたい。どの衣装も、財団から持ち込まれた当時のドレスもあり、一見の価値はあると思います。
評価 :70点 <個人の気まま勝手な評価なのであしからず。>
わらい度 : ☆☆☆☆☆
なみだ度 : ☆☆☆☆☆
お勧め度 : ☆☆☆☆☆
* 本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
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