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映画『神様のカルテ』

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2011年、39本目の鑑賞作品です。


【あらすじ】
自然あふれる長野・松本の本庄病院で、内科医として働く栗原一止(櫻井翔)。24時間365日体制で医師不足の問題を抱える病院で、前向きな職員たちと共に診療をこなす一止にとって、最愛の妻・榛名(宮崎あおい)らと語らうことが日々の楽しみだった。そんなある日、一止はある患者と出会い、人生の岐路に立つこととなり……。- シネマトゥデイ



監督: 深川栄洋
キャスト:櫻井翔 宮崎あおい 要潤 吉瀬美智子 岡田義徳 朝倉あき 原田泰造 西岡徳馬 池脇千鶴 加賀まりこ 柄本明
公開日:2011年08月27日
公式サイト:http://www.kamisamanokarute-movie.jp/


【感想】( ネタバレ要注意!)
この作品も公開から随分時間が経過してしまったこともあり、観ておくべきかどうか迷った作品。結果からいえば、観なくても良かったなという感想なので、レビューもかなり辛口です。この作品を支持している方は、ここから先は読まないでくださいね。読んでも、こういう考え方もあるのかと捉えて頂けると幸いです。(まあ、映画の感想なんて十人十色なものですから。)


実は私は翔君の演技が苦手だ。特に泣きのシーンは観るに堪えがたい。その上、このストーリーの設定上仕方が無いにしても、あのクルクルパーマ頭も、どこかおっとりとした雰囲気も翔君には似合わないと思う。勿論、俳優であるならどんな役柄にも挑戦すべきだとは思うけれど、彼の場合はそこまでの実力が伴っていない・・・と言うのが正直な感想だ。誤解のないように言っておけれど、私は翔君は好きです。ニュースゼロなどを観ていると、彼のジャーナリストとしての素質まで感じるほど。要するに分野の問題だなと・・・。

そして宮崎あおいちゃん。先日鑑賞した「ツレがうつになりまして。」と同じハルさんという設定だが、「ツレうつ」のハルが動であれば、こちらのハルは静の妻を演じている。あおいちゃんもまた、この作品ではぐっとくるものが何もない。

このストーリーで重要な役どころ、末期ガン患者・安曇さんを演じる加賀まりこさんも同様。救命の看護士役の吉瀬美智子もかなり浮いているでしょう?(笑)どこかの番組で、自分はセクシーを強調する「フェロモンまき散らしているの」発言からも、命を預かるナースと言う役どころは、まったく似合わないというか、もう少し役作りに挑みましょうという感想。

ちなみにこの作品で一番のはまり役は、一止の同期で主任看護士を演じた池脇千鶴ちゃんと、医局に努めるより地方病院を選んで生きている医師を演じた柄本明さんくらい。

一止がハルと暮らす古旅館・御嶽荘で、売れない画家や学士との生活を描いたシーンも、なんとも中途半端で伝わるものが何もなかった。

あくまでも個人の感想ですが、キャストが違えば、また違った感想を持ったかもしれないし、原作を読んでいれば違った印象を受けたかもしれない。どのシーンも中途半端な脚本が残念です。もう少し一止と安曇さんの関わりを深く描く方が、この作品には合っていたのではないでしょうか。

随分辛口になってしまいましたが、この作品のタイトルになっている「神様のカルテ」という意味を知る、末期ガン患者・安曇さんが一止に贈る手紙には胸が熱くなりました。


映画鑑賞評価 65点 

今日の一言:あおいちゃんのカメラは、やっぱりオリンパス♥ 


* 本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
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by Firstsnows | 2011-10-12 21:25 | 映画レビュー2011
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