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映画『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』

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2011年、36本目の鑑賞作品です。


【あらすじ】
現代のサンフランシスコ。高い知能を持つ猿のシーザーは人類に裏切られ、自分の仲間である猿を率い、自由のために人類との戦いに向けて立ち上がることに。人類のごう慢さが、猿の知能を発達させてしまう要因となり、人類にとって最大の危機を巻き起こしていく。シネマトゥデイ




監督: ルパート・ワイアット
キャスト:ジェームズ・フランコ フリーダ・ピント
ジョン・リスゴー アンディ・サーキス
公開日:2011年10月07日
公式サイト:http://www.foxmovies.jp/saruwaku/


【感想】( ネタバレ要注意!)

「猿の惑星」をはじめて観たのは子供の頃。お猿さんが2足歩行で歩き、言葉を喋り、まるで人間のようだったと言う記憶しかないのですが、旧作がどうだとか、関連性がどうだとか、そんなことは全て抜きにして、単独として十分楽しめる映画だと思います。

何故お猿さんが地球を支配し、猿の惑星へと変わったのか?
何故お猿さんが人間の言葉を話し、高い知能を得たのか?
という原点をこの作品は描いています。

アルツハイマーの新薬を研究しているウィルが、メスのチンパンジーに新薬を投与し大きな手ごたえを得るが、ある日このメスのチンパンジーが暴れだし射殺されてしまいます。実はこのメスのチンパンジーは妊娠していました。

赤ん坊のチンパンジーを引き取る事になったウィルは、チンパンジーにシーザーと名付け、互いの絆を深めていきます。そしてシーザーにも母親のチンパンジーのDNAを受け継ぎ、高い知能がある事に気が付いたウィルは、研究途中のアルツハイマーの薬の効果を確信し、アルツハイマーで苦しむウィルの父親に投与してしまいます。

父親は翌朝めざましい回復を遂げるが、その効果も次第に薄れていってしまうのです。そんなある日、父親と隣人のパイロットがいざこざを起こしている様子を見たシーザーが、父親を守ろうと隣人を襲ってけがをさせ、霊長類保護施設に入れられてしまいます。

家に帰りたいと願うシーザーに、ウィルもどうする事も出来ない。霊長類保護施設でシーザーは飼育員に虐待をされ、また群れの中でも孤立してしまいます。

一方ウィルは、研究途中の新薬をさらに強力にした薬を作りだし、父親に投与しようとしますが、父親はそれを拒みます。この辺りは、薬で人の命を助けることは出来るけれど、誰にでも訪れる死を薬によって延命する事の切なさを感じ胸が熱くなりました。

霊長類保護施設にいるシーザーを引きとりに出向いたウィルは、シーザーが発した「NO!」と言う言葉で拒否されてしまいます。シーザーはいつしか猿の群れのボスになり、人間を相手に全面戦争を起こすのです・・・。

そこまで起こすシーザーの心の葛藤が良く描かれていて切ないです。
自分は人間ではない、でもペットでもない、自分が何者なのか?
シーザーが本当に得たかったのは自由だったのかもしれません。
そしてシーザーが本来返る、本当の場所を求めていたのでしょう。

日々、新薬の研究とはいえ、犠牲になっている動物たち。
考えさせられることもいっぱいでした。

全体を通して大変よく出来た作品だったと思います。ストーリーの組み立て方もCGも素晴らしかった。この迫力や猿の表情を見逃さないためにも、是非シネコンで観て頂きたい。

そして映画が終わってすぐに席を立たないように!
エンドロールが始まってすぐに映像が流れます。あの嫌なお隣さんのパイロットが辿る運命は、すでに研究所の職員の死後に想像が出来ましたが、その後の映像で「なるほど、それで「猿の惑星」に繋がるのね。」と納得が出来るはず。どうぞ最後までお席を立たずに。


映画鑑賞評価 80点 

今日の一言:どんな映画でも、エンドロールまでしっかり観ましょう。 


* 本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
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by Firstsnows | 2011-10-07 16:54 | 映画レビュー2011
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