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映画『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』

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2011年、31本目の鑑賞作品です。


【あらすじ】
医大生のコータ(向井理)は友人たちと楽しい日常を過ごしていたが、何か物足りなく感じていた。ある日、海外支援のパンフレットに目が止まったコータは、すぐに知り合い全員に「カンボジアに学校を建てよう!」とメールを送る。実際に現地へリサーチに行くまでに活動を本格化させるが、そこには想像以上の現実が待ち構えていて……。 シネマトゥデイ



監督: 深作健太
キャスト:向井理 松坂桃李 柄本佑 窪田正孝
村川絵梨 リリー・フランキー 阿部寛
公開日:2011年09月23日
公式サイト:http://www.boku-seka.com/


【感想】( ネタバレ要注意!)
一浪しながらも医大に通う甲太は、日々の生活に何か物足りなさを感じる。立ち寄った郵便局で目にしたチラシをきっかけに、カンボジアに学校を建てることを思いつく。

資金150万円を集めるために大学でイベントサークルを作ったり、スポンサーを募ったり、いたって思いつきで安易にお金を集めようとする、今どきの若者たち。

この若者たちが一変するのは、カンボジアを訪れてから。
実はこの映画の一番の見どころと言ってもいいカンボジアでのシーン。
ここからはまるでドキュメンタリーを観ているような錯覚に陥る。
カンボジアでのシーンはどうやらアドリブらしく
だから伝わってくる思いが、ここにはあったのかもしれない。

いまだ数多く残る地雷。その地雷原の中に家がある為、地雷原を駆け回る子供たち。夫から妻に移されたHIV患者の女性。ガイドのブディさんのお父さんの死の話では、涙なくして観る事が出来ませんでした。

いろんな思いを胸に日本へ帰国した甲太を待ち受けたのは、スポンサーの刑事告発やサークルの不和と解散の危機。そして学業の単位を失うという危機まで。ボランティアなんて、そんなに甘いもんじゃない!という現実に直面します。

考えてみれば何故にカンボジア?何故に海外?日本で困っている人は沢山いるのに・・・そんな学生たちの問いかけに、ふと自分の学生時代を思い出しました。

あの当時もまた、ボランティアと言えば海外に行くことがステイタス、海外の子供たちに援助をする事がカッコいいと思われてた時代で、日本でボランティアや募金もせずに何故に海外?と、大きな話題を呼んだことを想い出しました。正直私もそんな疑問を抱いていた(今も)ひとり。

この物語もカンボジアに学校を建てました。じゃ、教師不足の問題は?そのあとに残る数々の問題は?と、到底解決できそうにない難題は山積みなのでしょう。それでも甲太の当初の「日々の生活に満足できないから」とか、「郵便局で見たチラシになんとなく」という気持ちではなく、真剣にカンボジアに学校を建てたいという想いから、ひとつひとつの難題をクリアーしカンボジアに学校を建てることになります。

こういうストーリーは熱血、アツイ!と毛嫌いしてしまう人もいるでしょう。
ただこの作品に限っては、甲太のキャラなのか? カンボジアでのシーンがあまりにも考えさせられることが多かったせいなのか、嫌みに感じる事はありませんでした。ラストの小学校の開校式のシーンもまた胸を打つものがありました。

全般を通して、良いストーリー、良い作品だったと思います。
何よりもカンボジアの子供たちの可愛いこと!
彼らの笑顔を見ていたら、私まで微笑んでしまいました。


映画鑑賞評価 80点 

今日の一言:まだまだ知らない世界がいっぱいあるなぁ・・・


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by Firstsnows | 2011-10-01 20:01 | 映画レビュー2011
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