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映画『母なる証明』

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2009年、26本目の鑑賞作品です。


【あらすじ】
表向きは漢方薬店、陰でも闇の鍼灸師をする母(キム・ヘジャ)は、28歳の知的障害をもつ一人息子ドンジュ(ウォンビン)が心配でならない。 ある日村の女子学生が殺される。残されたゴルフボールひとつの証拠で犯人にされてしまうドンジュ。息子の無実を証明するため、真犯人探しに乗り出すが、母もまた渦の中へ巻き込まれていく。

監督: ポン・ジュノ
キャスト:キム・ヘジャ、ウォンビン、チン・グ、 ユン・ジェムン 、 チョン・ミソン
公開日:2009年10月31日
公式サイト:http://www.bitters.co.jp/hahanaru/

【感想】( ネタバレ要注意!)
無実の息子を救済すべく、母が真犯人に探しに奮闘する姿を描く、ヒューマンドラマかと思っていましたが、良い意味で大きく期待を裏切られました。

とにかくストーリーの組み立て方、映像の見せ方、さすがホン・ジュノ監督です!

ここからは大きなネタバレですが、この犯人はドンジュでした。
「パボ(馬鹿)」と言う言葉に、異常なまでに反応してしまうドンジュ。この夜も、たまたま女子高生の「パボ」という言葉に、異常な反応をし、女子高生の投げたブロックを投げ返した、それがたまたま女子高生の頭に命中してしまったという事件でした。ドンジュにすれば、自分の行為で女子高生が死んだとは思っていないし、血を流した少女を屋上に運ぶことで、町の誰かが気が付いて病院へ連れて行くと思った、それが事件の全容でした。

息子のドンジュは無実だと、最後の最後まで見ている側も母同様疑いもせず、一緒に真犯人を探しながらストーリーは進んでいきます。時に、あいつかも?とか、あの人も怪しい?と思いますが、母の追跡はエスカレートするどころから、狂気さえ感じずにはいられませんでした。 息子の無実を証明するどころか、実は息子が犯人だったと知った後は、その証言を消すべく、目撃者のホームレスを殺し、廃墟に放火までしてしまう。すべては、愛する息子を守るため。

確かに「母なる証明」原題の「母」は、子をいかに守るか、そこには深い愛情があるものですが、これは、また違った愛の形でしょうか。正直私には理解しがたいのですが、子を思う気持ちは国境を越えて同じ。ある意味、韓国のような国では母親が息子に寄せる愛情は世界一じゃないかと思うので、こんな形もありかもしれないと個人的には思ったりもします。

ドンジュが最後に母に手渡す鍼灸の箱。
果たしてドンジュがそれをどう理解しているのかはわかりませんが、ある日突然、幼いころに毒薬を飲まされたことを思い出したように、女子学生を屋上まで運んで行った自分を思い出したりはしないのだろうか?と思う。そんな時は、母が鍼で内腿の「嫌な事を忘れるツボ」に打つのだろうか・・・・

それにしても、キム・ヘジャさん。
まったり、のんびりの口調で、穏やかな母、祖母役をこなす大女優ですが、個人的にはこの役ははまり役だったと思います。
そして兵役後の復帰作に、アイドル路線ではなく知的障害を抱えながら、女子高生を殺してしまう青年を見事に演じたウォンビンも、この作品に出合えて成長できたんじゃないかな。



映画鑑賞評価 80点 

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by Firstsnows | 2009-10-31 22:06 | 映画レビュー2009
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