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映画『プレシャス』

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2010年、12本目の鑑賞作品です。


【あらすじ】
太っていることにコンプレックスを持ち、父には性的な虐待を、母からも虐待を受けて育ち、文字の読み書きもできない16歳の少女、クレアリース・’プレシャス’・ジョーンズ。フリースクールに通い始めたことをきっかけに、勇気ある一歩を踏み出そうとする。


監督:リー・ダニエルズ
キャスト:ガボレイ・シディベ モニーク マライア・キャリー シェリー・シェパード レニー・クラヴィッツ
公開日:2010年4月24日
公式サイト:http://precious-movie.net/


【感想】( ネタバレ要注意!)
17歳のプレシャスは、父親にレイプされ2度目の妊娠。
最初の子は障害をかかえ、祖母が面倒を見ている。

そしてプレシャスは2度目の妊娠を理由に、通っていた高校は退学、
家に帰ればプレシャスと子供の生活保護にどっぷり浸った実母がプレシャスを罵倒したり、虐待したりの日々。

そんな中、プレシャスはフリースクールに通い、読み書きを習い始める。理解のある先生と、なんらかの理由でこのフリースクールに集う仲間と次第に心を通わせていくが・・・

重いです。耳を覆いたくなる言葉の数々、目を背けたくなるシーンが次々と出てきます。

ただ、これは日本人が観るのと欧米人が観るとのでは
少々感情移入も違うような気がします。

日本では読み書きの出来ない子は、義務教育の制度がある中で、よほどではないと現実的なテーマではないし、実父による性的虐待も同様。と言っても、昨今の日本も子供を虐待する親が増えているのが実情ではありますが・・

それでも、この映画の中のプレシャスは、父親の性的な虐待、そして母親の虐待を受けながらも、フリースクールと言う道に、自分の居場所や価値観を見出していく姿に、感銘を受けます。

時としてプレシャスが現実逃避して妄想を抱くシーンが幾度か出てきますが、重いこの映画の中で、唯一クスッと和ませてくれます。おそらくこの映画の中でも、大事なシーンなのかもしれません。

前向きに歩もうとするプレシャスに
母親が言う「お父さんがエイズで死んだ」と。
プレシャスは「お母さんも検査したほうがいいよ」と言うが
当然レイプをされたプレシャスも検査をするが、陽性・・・

思わず、Why YOU? と呟いてしまった・・・

ソーシャルワーカー役のマライア・キャリーは素顔での熱演?とまでは言い難いですが、母親が「何故プレシャスを虐待するのか?何故父親にレイプされたのか?」 その時の母親としての気持ちと女としての気持ちを吐露する、モニークの演技には、迫り来るものがあり、胸が熱くなります。 勿論、いかなる理由でも母親の心情に同情などはないし、同じ母親として子供を守ろうとするプレシャスとは大違いの母親失格者です。

プレシャスは二人の子をしっかりと抱きしめて、自分で生きていく道を選択するけれど、果たしてその先にあるものは?と考えると、決して「頑張れ」などという、あいまいな言葉でプレシャスを励ますことなどできず、少々重い気持ちで映画を観終えました。



映画鑑賞評価 75 点 

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by Firstsnows | 2010-04-24 20:24 | 映画レビュー2010
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