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映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』

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2010年、21本目の鑑賞作品です。


【あらすじ】
仕事に追われ、家族を省みることもない大手家電メーカー勤務の49歳の肇(中井貴一)は、故郷の母が倒れ故郷に戻るが、ふと人生を振り返り、幼い頃の夢だった故郷の電車“バタデン”の運転士になるという夢を思い出し、叶えることになる。

監督: 錦織良成
キャスト:中井貴一 、高島礼子 、本仮屋ユイカ 、三浦貴大 、奈良岡朋子 、橋爪功 、佐野史郎 、宮崎美子 、笑福亭松之助
公開日:2010年5月29日
公式サイト:http://www.railways-movie.jp/


【感想】( ネタバレ要注意!)
ただの「鉄っちゃん」映画じゃないです。(笑)
自分の夢を叶えた男と、その家族の夢のお話でもあります。

大手企業で働き、仕事も出来る将来有望なエリートサラリーマン。
母の病気と友人の事故をきっかけに、自分の人生を振り返り・・・・というストーリーは理解できるのですが、あっという間に電車の運転士に行き着くところが、いささか無理がありすぎるような気もしますが、全体的な流れはうまく出来ていた作品だと思います。

家族と夢を実にうまく描いていたのではないかな。
ベテラン俳優陣の演技に、安心して観ていられる作品で、終盤は思わず何度も胸が熱くなりました。

肇(中井貴一)が運転する電車に乗った妻に、「終点まで乗っていってくれよな」という言葉が印象的。この意味は、人生の終点までという意味も含まれていたと思います。

それにしても先日の「春との旅」もそうですが、年老いた家族の介護など、考えさせられることが多い。それだけ私も歳を重ねた証拠でしょう。

余談ですが、三浦友和、百恵夫妻の次男・三浦貴大さんは、まだまだ荒削りの役者さんですが、いいお手本(ご両親)がそばにいるので、もっともっといい役者になることでしょう。それにしても涼しげな目元などは、お母様にそっくりでした。


映画鑑賞評価 75点 

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by Firstsnows | 2010-05-29 23:59 | 映画レビュー2010
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