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映画『マイ・バック・ページ』

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2011年、21本目の鑑賞作品です。


【あらすじ】
全共闘運動が最も激しかった1960年代後半、週刊誌編集部で働く記者・沢田(妻夫木 聡)は、理想に燃えながら日々活動家たちの取材を続けていた。ある日、梅山と名乗る男(松山ケンイチ)から接触を受けた沢田は、武装決起するという梅山の言葉を疑いながらも、不思議な親近感と同時代感を覚えてしまう。<シネマトゥデイ>



監督: 山下敦弘
キャスト:妻夫木聡 、松山ケンイチ 、忽那汐里 、中村蒼 、韓英恵 、長塚圭史 、あがた森魚 、三浦友和
公開日:2011年05月28日
公式サイト:http://mbp-movie.com/

【感想】( ネタバレ要注意!)
理想に燃える、ジャーナリスト。どこか中途半端で理想だけを掲げる、今の言葉に置き換えれば、な~んちゃって活動家。この若者二人の交わりと、それぞれの姿を交差させながら描いた社会派映画。

こういう映画は、極端に意見が分かれる作品。良いと思う人は限りなくストーリーや登場人物に共感するだろうけど、そうでない人には限りなく退屈なだけ。じゃ、私はどっちだ?というと・・・後者。まさにこの作品の時代背景の60年代に生を受けた私には、その時代の若者の思想や生き方はよくわからないし、こうして作品を通してみても共感できるような事は何もない。

あの時代私は祖母の屋敷で暮らしていて、そこには父の末弟、つまり私の叔父も一緒に暮らしていたのですが、おぼろげながら叔父がTVで「今の若者」と言うようなインタビュー番組に出ていた事は覚えているし、叔父の友人たちがいつも屋敷に出入りしていたように記憶している。あれほどの過激な学生ではなく、ギターを片手に自分の思想を歌い上げるような、ちょっと可愛いタイプだったように思う。おそらくこの時代の若者は、みな自分の思想を持ち、運動をして戦うもの、叔父のように反戦運動で声をあげるもの、今の学生とはアツサが桁違いだという事はわかります。

山下敦弘監督の「天然コケッコー」もそうだけど、作品として持つフィルム感はいつも脱帽です。大好きです。この映画に限って言えば、雰囲気や時代背景、たとえば服であるとか髪型であるとか、細部にわたっては見応えがありました。また、脇を固めた俳優陣の渋さがいい。この作品を大いに盛り上げてくれたと思います。いや、この脇役さんたちの力はかなり大きいと思います。

そして主演の二人でいえば、雑誌記者・沢田を演じる妻夫木聡は、抜群の安定感で観る者を裏切ることはありませんでした。ただ活動家の片桐を演じた松ケン。どこか憂いを帯びた目力が活動家としての雰囲気をかもし出してはいたものの、あの体系はもう少しスリムに戻し、ハングリーさ漂わせてほしかった。役者ならそのくらいの減量くらいはして挑もうよ、松山君!でも、あの口先だけの、なんちゃって活動家という役柄は、最近の彼の姿にオーバーラップするものがあり、ある意味ベストキャストだったかも?(笑)(あ、ちなみに私は彼のファンですので・・・)


映画鑑賞評価 65点

今日の一言:松ケンよ!ずっとこの体形のままかい? 


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by Firstsnows | 2011-06-08 21:29 | 映画レビュー2011
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