ブログトップ

Elegance Style

firstsnows.exblog.jp

映画『八日目の蝉』

f0114146_16301642.jpg




2011年、13本目の鑑賞作品です。


【あらすじ】
子どもを身ごもるも、相手が結婚していたために出産をあきらめるしかない希和子(永作博美)は、ちょうど同じころに生まれた男の妻の赤ん坊を誘拐して逃亡する。しかし、二人の母娘としての幸せな暮らしは4年で終わる。さらに数年後、本当の両親にわだかまりを感じながら成長した恵理菜(井上真央)は大学生になり、家庭を持つ男の子どもを妊娠してしまう。<シネマトゥデイ>





監督:成島出
キャスト:井上真央 、永作博美 、小池栄子 、森口瑤子
田中哲司 、市川実和子 、平田満 、劇団ひとり 、余貴美子
田中泯 、風吹ジュン
公開日:2011年4月29日
公式サイト:http://www.youkame.com/

【感想】 (ネタバレ要注意!)
私は永作博美さんって特別に好きな女優さんではないけど、これはやられました。この作品は、ほぼ彼女の演技にたすけられていると言っても過言ではないと思います。勿論、真央ちゃんも爽やかないつものイメージと違い、自分には罪のない過去の出来事により、心を閉ざしてしまう女性を熱演し、本格女優・井上真央を見たように思います。

この物語は、この二人の女性の姿を描いています。
永作博美演じる野々宮希和子は、会社の上司と不倫関係の末、子供を身ごもりますが、「今はまだその時ではない」「必ず後で妻とは別れるから」と言う言葉に騙され中絶したものの、その後遺症で子供を産めない体になり、その上不倫相手の奥さんは妊娠しているという事実を知る、辛い現実が待っていました。希和子はその後、不倫相手の子供 恵理菜を誘拐し、薫と名付け4年間逃亡しながら、子どもを育てていきます。

最初の頃は、乳呑児をどうやって育てていくか、その苦戦する姿が描かれていますが、シーンを追うごとに確実に本当の母親になっていたように思います。生みの親より育ての親。まさに恵理菜にとっては、4年間育ててくれた希和子こそが、本当の母親であるのでしょう。4歳の幼い子供は、すべての愛情を注いでくれたその人こそが、自分の母親であり、それが血の繋がりが云々という大人事情など知る由もないはずです。

一方井上真央演じる秋山恵理菜は、幼いころ父の不倫相手に誘拐され、薫と名付けられて本当の親子のように生活を送ります。しかしその後、本当の両親の元に戻ってからも、両親との関係が上手くいかずに、一人独立して暮らしている。そんな時にまた恵理菜も、不倫相手の子供を身ごもってしまう。恵理菜もまたその不倫相手から「今はその時ではない」「妻とは必ず別れるから」と言われ、育ての親野々宮希和子のようになってしまう。

ここからが、このストリーの盛り上がりで、恵理菜は自分を訪ねてきたライターの安藤千草(小池栄子)と、希和子が自分を連れて逃亡した4年間の奇跡を辿る旅に出ます。現在と過去のフラッシュバックを重ねながら、ストーリーが進むにつれ、私達観客も恵理菜と共に4年間の逃亡生活を辿る旅に出たような気持ちになります。

そして自分を本当の子供のように愛情を注ぎ育ててくれた希和子の姿と、その気持ちを思い起こす恵理菜。胸が熱くならずにはいられませんでした。

このストーリーは、ひとりの身勝手な男の事情が招いた結果ではありますが、この男も結果的には世間から不倫相手にわが子を誘拐されたダメな夫・父親と言うレッテルを貼られ(これは自業自得ですが)、その妻は、子供を誘拐され、やっと自分の手元に戻って来た我が子との空白の4年間を埋めることが出来ず、長期にわたり心にダメージを受けてしまう、考えてみれば一番の被害者だったのかもしれません。

そして衝動的だたっとはいえ、どんな理由があるにせよ、人様の子供を誘拐し、4年間逃亡を続ける希和子も決して許される行為ではないとはわかっています。 シーン冒頭の裁判での希和子の言葉に最初は不快を感じながらも、ストーリーを追うごとに、そして最後にはその不快を感じることは私にはできませんでした。

しかし男なんてみんな同じだねぇ。(笑) 個人的に言わせてもらえば、この中で一番罪深いのは男。 私のように40も随分過ぎると、こんな男の嘘くらいすぐに見抜けるけど(爆笑)若い女子には何も見えないんだろうなぁ。


映画鑑賞評価 75点

今日の一言:キッズ・ウォーの幼かった真央ちゃんが、花男のつくし役の真央ちゃんが、大人の女優さんになりました♥ 


* 本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
ランキングに参加しております。応援して頂けると励みになります。

ブログランキング・にほんブログ村へ

いつも応援ありがとうございます  m( __ __ )m

       


[PR]
by Firstsnows | 2011-05-01 16:39 | 映画レビュー2011
<< パスタ弁当 カメラとお散歩*谷中「やなかの... >>