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映画『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』

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2011年、7本目の鑑賞作品です。


【あらすじ】(ネタバレ要注意!)
1944年、太平洋戦争末期。サイパンに、アメリカ軍から“フォックス”と呼ばれ、恐れられた一人の日本人、大場栄大尉(竹野内豊)がいた。大場は47人になりながらも仲間の兵士たちと共に16か月間敵に立ち向かい、多くの民間人を守ってきた。やがて彼の誇り高き魂は日本人だけでなく、アメリカ人の心も動かしていく。<シネマトゥデイ>




監督: 平山秀幸
キャスト:竹野内豊 、ショーン・マッゴーワン 、井上真央 、山田孝之 、中嶋朋子 、阿部サダヲ 、唐沢寿明
公開日:2011年02月11日
公式サイト:http://www.taiheiyo-no-kiseki.jp/

【感想】
この映画、史実に基づいて作られた作品だそうです。

平洋戦争、アメリカ軍と日本軍の戦いを描くというよりは、47人になりながらも、帝国陸軍軍人としての誇りを持ち、仲間と共に立ち向かい、多くの民間人の死傷者を目の当たりにしてからは、一転“民間人を守る”ことを決めた、大場大尉の信念の移り変わりを描いた作品です。

ただ、その大場大尉の心の移り変わりが、イマイチよく伝わらず。勿論、赤ちゃんを助けるあたりからは、大場大尉の気持ちの中に、その要素はあったはずですが、あまりにも唐突な印象が否めず残念。もう少しこの辺を掘り下げて、気持ちの葛藤を描いてほしかったです。また、米軍側の指揮官が代わるあたりも唐突すぎる。全体的にもう少し丁寧に描いても良かったのではないでしょうか。

ただ2時間の流れの中で、この全体像としての印象は決して悪くはありませんでした。

年齢を重ねてから、こうした戦争を映画を観ると、心のよりどころがなく辛い気持ちになりがちですが、この作品ではルイス大尉(日本に2年間留学、日本人の精神性を良く理解している)の存在が、どれだけ救いだったか。

国家を歌うことも、愛国精神も薄れてしまった現代。誇りを持って日本を守り抜いた、こうした人々の思いを決して忘れてはいけないと、胸が熱くなりました。


映画鑑賞 評価 70点

今日の一言:やっぱり竹之内豊は「無駄にイケメン(ドラマ流星より)」だと思う。(笑)


いつも応援ありがとう ♥ o(*^▽^*)o


       


by Firstsnows | 2011-02-15 22:06 | 映画レビュー2011
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