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映画『武士の家計簿』

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2010年、47本目の鑑賞作品です。


【あらすじ】
会計処理の専門家、御算用者として代々加賀藩の財政に携わってきた猪山家八代目の直之(堺雅人)。江戸時代後期、加賀百万石とうたわれた藩も財政状況は厳しく、加えて武家社会には身分が高くなるにつれ出費も増えるという構造的な問題があった。直之は、家財道具を処分し借金の返済にあてることを決断し、猪山家の人々は一丸となって倹約生活を実行していく。<シネマトゥデイ>




監督: 森田芳光
キャスト:堺雅人、仲間由紀恵、中村雅俊、松坂慶子、西村雅彦、草笛光子
公開日:2010年12月04日
公式サイト:http://www.bushikake.jp/index.php

【感想】( ネタバレ要注意!)
幕末期の下級武士の家計簿を基にした実話。

加賀藩会計係として、先祖代々仕えてきた猪山家の八代目、猪山直之(堺雅人)は、そろばんバカと言われている。

ある日、家の財政が苦しいと知った直之は、家計簿をつけ始め、家の借金を返済すべく、不要と思われる家財道具や、家族の大事な品も売り払い、借金返済の計画を立てる。

息子の4歳の祝いの席でさえ、お金がないという理由で、世間体も恥も外聞もなく、妻のお駒に鯛の絵を描かせ、絵を肴に祝いの膳ふるう。そんな光景にも、どこか猪山家の家族のきずなや愛を感じてしまうし、決して重苦しい雰囲気を与えないような、コミカルな要素を取り入れた手法に、どこか愛おしささえ感じてしまう。

この作品は、借金の返済に苦労するそろばん侍が、どのように借金を返していったかというお話だけではなく、親子の絆をしっかりと描いています。

母の常が臨終の際、借金の返済のために売り払った大事な着物を取戻し、母に「借金はもうありません」と着物を着せてあげるシーンも涙しました。

また、猪山家は先祖代々、加賀藩の会計係。直之の息子、直吉にも幼少期からそろばんと書を教えるべく、英才教育施されていく。 そんな中、直之は祖父母の葬式の日ですら、そろばんをはじく父が理解できずに、父と子の間に徐々に、大きな溝が生まれてしまうのですが、のちに青年となった直吉は海軍の会計係となり、猪山家のお家芸と呼ばれた、そろばんが自分の進むべく道につながっていたことに気が付きます。

やっと和解が出来た父と子ですが、直之は年老い、体調もすぐれず、直吉が直之を背負いながら歩き、直之が直吉に与えてしまった額の傷を撫でながら謝る最後のシーンは涙が止まりませんでした。

そして直之もまた、父が亡くなったその日、ひとりそろばんをはじいていました。決して親の死をないがしろにしているわけではなく、そこにはそろばん侍としての誇りと、やるべきことをすることが亡くなった父への恩返しだということに、直吉も気が付いたのであろうと思います。

くすっと笑わせてくれるシーンあり、胸が熱くなるシーンあり。
刀を持たない、まったく新しい侍映画ですが、こういう形の時代劇もいいですね。若い世代にも、古き良き時代の日本を見直してもらえる、良い作品だと思いました。


映画鑑賞評価 80点 

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by Firstsnows | 2010-12-08 21:14 | 映画レビュー2010
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