ブログトップ

Elegance Style

firstsnows.exblog.jp

映画『悪人』

f0114146_2326221.jpg




2010年、35本目の鑑賞作品です。


【あらすじ】
保険外交員の女性の遺体が発見され、当初大学生が犯人に浮上するが、やがてその容疑は、土木作業員・清水祐一(妻夫木聡)に。そして祐一は、出会い系サイトで知り合った女性・馬込光代(深津絵里)と逃避行する。




監督:李相日
キャスト:妻夫木聡、深津絵里、岡田将生、満島ひかり、樹木希林、柄本明
公開日:2010年9月11日
公式サイト:http://www.akunin.jp/index.html

【感想】( ネタバレ要注意!)
予告の観すぎなのか・・・
賞を受賞した作品への期待度が大きすぎたのか・・・
思ったほどの感動もなく終わってしまいました。

そもそも出会い系サイトでの出会いというのも、出会ってすぐにホテルに行く光代にも嫌悪感。たった一度のデート(しかも性交渉のみなのに)で、光代は何故ここまで祐一に惹かれていくのか。 次に会った時に「人を殺しました」と言われてもなを、祐一に惹かれ続ける理由も理解不能。最後までこの作品に純愛は感じられずでした。

正直この映画の見所は、被害者の父(柄本明さん)や、加害者の祖母(樹木希林さん)が描く、それぞれの視点でのストーリーと、彼らの安心して観ていられる演技でしょう。唯一共感できる、感情移入できるのが、この二人のシーン。

そして、殺されてしまう保険外交員の女性を演じた、満島ひかりさんの憎たらしいまでの演技と、裕福な家庭のボンボン大学生を見事に演じていた岡田将生君も良かった。もちろん、妻夫木君も、深津さんも素晴らしい。これは言うまでもありません。

ただ、「過酷な撮影でした」と、いたるところで公言しているのが気になります。

灯台のシーンも、よく見れば深津さんの手足は、本当に冷え冷えと真っ赤になっていたし、あの道のりも過酷だったはず。あれほどまでの性的描写の撮影も、過酷と言えば過酷なのでしょう。妻夫木君の、解体業者入門や、役作りの為の減量・金髪も。 でも「これだけやったよ」的なものを押し付けられているような気がしてなりませんでした。こういうのも昨今の映画前のメイキングやインタビューの露出度の高さが原因なのかもしれませんね。

この映画のタイトル「悪人」でいえば、
どんな理由にせよ人を殺してしまう祐一も「悪人」であり
祐一を伴い、現実から逃れ、逃避行してしまう光代も「悪人」
身勝手に祐一を捨てた母親も「悪人」

被害者を直接殺したわけではないけれど、そのきっかけを作ってしまった圭吾も「悪人」だし、被害者の女性は、男性にだらしなく、売春まがいの行為、どこか高飛車で自業自得の感も否めない、この人も「悪人」

祖母を騙す悪徳業者も「悪人」だし、祖母を取り囲むマスコミも「悪人」 みんな悪人のような気がします。

善の中に悪もあり、悪の中に善もある。
だれもが悪人になりえる、それは本当に紙一重。この作品では、人を殺してしまった祐一が「悪人」という定義ではなく、観た人が感じる「悪人」が「悪人」なのだと思います。


映画鑑賞評価 75点 

*Twitterやってます。閲覧、followお気軽にどうぞ♪ http://twitter.com/#!/firstsnows


* 本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
ランキングに参加しております。応援して頂けると励みになります。

ブログランキング・にほんブログ村へ

いつも応援ありがとうございます  m( __ __ )m

       


[PR]
by Firstsnows | 2010-09-14 23:16 | 映画レビュー2010
<< 映画『食べて、祈って、恋をして』 映画『BECK』 >>